胴輪はしつけには適していません。
胴輪は犬自身の進行方向を決める頭・首に負担が掛かりません。
これは特に、引っ張るクセの強い犬にとって、「火に油を注ぐ」の状態!
犬ゾリで胴輪を使うことを見ても理解していただけると思います。
引っ張っても、上半身が浮くだけで、どこにもイヌには負担がかからない。
「引っ張っちゃダメ!」と飼い主さんが言っても、犬には理解できない状態。
特別な事情がない限り、しつけトレーニングをし始めるときは
首輪にすることをお勧めします。
首輪にも、引っ張ると締まるタイプのものからバンドで止めて固定するもの、
材質も皮・ナイロン・チェーン(金属)など様々な種類があります。
自分の犬に合った首輪を是非見つけて下さい。
同じ状況でも、首輪だと左横か右横に引くことで方向を変えやすい。
引っ張るときのポイントは、犬の肩の高さで、左右どちらかに引くこと。
くれぐれも真上の方角には引っ張らないように。
散歩は、単純に運動をすることだけではありません。
ストレス解消・気分転換と、人間と全く変わりない効果があります。
だから小型犬だからとか、庭で遊ばせてるからという理由で、散歩に行かないのは良くないことです。
まして、問題行動(噛む・吠える・散歩のとき引っ張るetc・・・・)をする犬の中には、散歩のしかたが悪いことが原因の場合もあるぐらいですから。
散歩のしかたには、それぞれの家庭で、それぞれの形がありますね。
時々、「よく散歩をしてるのに、ストレス溜まってるみたい」と、悩まれている飼い主さんに出会います。
もちろん散歩にかける時間・運動量もストレス解消になっているかどうかに関わる大事なことです。
しかしそれよりも、毎回、できる限り散歩のコース・メニューを変える。
これを是非実行してみて下さい。
飼主:今日はコッチ!!!
イヌ:アレッ???
メリットをいくつか挙げてみます。
道順を毎回変えることで、同じ道をたどっていたために、前方にドンドン引っ張っていた犬のクセを、直しやすくなります。
散歩の行き先が、常に飼い主さんに決められている印象を犬に与えることで、飼い主さんの動き、声などを少なからず気にかけてくれるようになります。
あまり通らない道を行く中で、ニオイを嗅いだり、風景を見たり、音を聴いたりして、好奇心をたくさん働かせることができれば、体力的な満足と精神的な満足がいっぺんに得られます。
自分の犬に合った散歩メニューを、考えてあげてみてください。
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